障害学生支援センター 登録ボランティア 点訳部会

 にゅ〜 てんてん 

 

 
 

  「にゅ〜てんてん」は1996年に発足した「点訳サークル『てんてん』」を源流としています。当時入学した視覚障害学生のために、1年生次のクラスの仲間がそのレジメの点訳を始めたことがきっかけでした。そのうちに他の講義からの依頼を引き受けるようになり「サークル」として立ち上げることとなりました。
 しかし、サークル員のほとんどが同じ学年であったため、その視覚障害学生の卒業とともに、「サークル」として成り立たなくなってしまったばかりか、点訳技術を持った人もいなくなってしまいました。
 そこで1999年、障害学生支援センターと有志の登録ボランティアが中心となって「パソコン点訳技術者」の養成をはじめた結果、何人かのボランティアが講義からの依頼に対して点訳ができるまでになりました。しかし、1つの依頼に1人の点訳者があたると、どうしても時間がかかってしまい、「早急に」という要望や、試験期間際の「依頼ラッシュ」に対応できないという現実があり、チームでの活動が不可欠であるという結論に達しました。
 そのうえで、1999年に「サークル」としてではなく、「ボランティア登録者の点訳部会」としてチームで点訳にあたる方針を立て、名前(愛称)も「にゅ〜 てんてん」に改め、再出発することとなりました。
 現在、部会としては2年目を迎え、「てんてん」時代からの問題である「後継者養成」を進めようといます。残念ながら在学中で点字を使用する視覚障害者は4年生に1名だけであり、2001年度に入学しなければ、依頼そもそもがなくなってしまうということになります。それ以降に入学する、点字を使用する視覚障害学生のためにも、技術を残すことが、最大の課題となっています。
 そんな私たちですが、どんどん新しくなっていく「文字情報」を視覚障害学生にどのように伝えるか、ということについて、日夜勉強中です。今後の活動にご期待ください。そしてご協力をお願いいたします。

 

<点訳の流れ>

  手  順 内  容
点訳依頼 講義からの依頼を受けます。
(ボランティアが同意すれば、正課以外の点訳も受付けます。)
文章のテキストファイル化 文章をテキスト形式に変換します。
文章の.BLEファイル化 文章を点訳(.BLE)形式に変換します。
点訳方針の決定 どのように点訳をするかについて、点訳のルールに則って決めていきます。このときに、どうしてもルールではできない事柄についてどうするかを考えます。
文章の編集 パソコンを用いて、方針通りに点訳を行います。
点字印刷 点字プリンターで点字印刷を行います。
完成 紐で綴じて完成です。

 

 

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