静岡市人口分析

野末亮太

1.人口総数の動向

(出所)『国勢調査報告』各年版より作図

 1975年から85年にかけて8万人もの人口が急に増加している。80年の年少人口の増加から年々1万人以上も減少がみられる。逆に中間年齢層、高齢層は増加しており、高齢層は1万人以上もの増加が見られる。

2.年少人口の動向

(出所)『国勢調査報告』各年版より作図

 年少人口にも80年に急な増加がみられる。その後は減少しており、90年には75年を下回り95年には更に減っている。これからもさらに減少していくのではないかと予想される。

3.生産年齢人口の動向(15〜64歳)

(出所)『国勢調査報告』各年版より作図

図のとおり中間層は年々増加している。

4.高齢者人口と「高齢化率」

(出所)『国勢調査報告』各年版より作図

高齢者も増加している。85年までは緩やかな増加曲線を描いているが、90年から95年にかけては急な増加が見られ75年の倍近くまで増えている。中間層の増加を見るとこれからますますの増加が考えられる。

<コメント>

 家族構成や生活スタイルの変化により、結婚しない人や子供をもたない夫婦などが増えている。時代の変化と人の価値観の変化、これは当然のことで優先されるべきことなのだがそれにより高齢社会という問題を突きつけられているのも事実だ。時代の流れの中でこれからもどのように変わっていくのか注目していきたい。