知多市の現状と将来の展望

知多市の人口推移から見ると高齢化社会という現象は知多市を例外なく含んでおり、近い将来の事であることが統計的にも分かります。以下の表から知多市の65歳以上の方々が年々増えていることが分かります。


この図から1980年から1990年の10年間に約4000人増えております。また、1990年から1995年までの5年間で過去の10年間で増加した数と同じ規模で増加しています。この表は単純に知多市の人口にたいする65歳以上の方々の人数を表示していますが、小子化の一途をたどる日本や知多市にとってこの高齢化は若者の高齢者が必要とする医療費などの負担を増大化させる原因となりつつあります。
また、寝たきり老人なども人口が増えれば当然増加する分けで老人病院のベッド数や、老人医療機関の増加も急がれなければなりません。









右の図は知多市の人口を連例別に区分しグラフ化したものです。グラフから分かることに5年おきに60歳以上の方々は増加しており、15から64歳までの方々も増加しております。
しかし、15歳未満の年齢層が減少しているのが問題です。15から64歳の間の方々が負担することになる老人は増加しておりますが、5、5人ぐらいに一人の負担です。ところが、この15から64歳の間の方老人になる頃には今の15歳以下の方々が負担することになりますが、見ての通り負担の増加が必ず起こります。



















この図は上記の知多市の人口推移グラフを見方を変えて表現したものです。このグラフから分かることは高齢化は比例して増加するのではなく、反比例する形で増加していくということです。ちょうど世界人口のグラフもこのような形をしております。いま世界人口が増加の一途をたどり、食糧難など大変な問題が発生しつつあります。現に、東南アジアや、中東などでは食料が足りず餓死する物が後をたちません。
高齢化社会では食糧難とは違いますが、高齢者が必要とする医療費がこの高齢化率のグラフに沿うように増加すると予測されております。このまま高齢者が増加し続けると今グラフと同様に若い世代の負担が増え続けていきます。