日本福祉大学経済学部に在学している女子学生に加えて卒業生の声をお届けします。
卒業後10年を超える人からそれほど時間がたっていない人まで7人の卒業生が大学時代を思い出して文章を寄せてくださいました。
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マレーシアへ留学して
3 年 石竹 美果里 (岐阜県立武義高等学校卒)
私は 3 月から大学の留学制度を利用してマレーシアに半年間、 英語を勉強しにきています。 なぜマレーシアなのかとよく聞かれますが、 マレーシアではマレー語という国語がありながら、 多くの人が英語を使ってコミュニケーションをとっているからです。 マレーシアの国民はマレー系、 中華系、 インド系の 3 種類の民族で構成されていて、 その民族間で英語が話されます。 最初はどのくらい話すのかと思っていたけど、 大学生はもちろん、 お店の人やタクシーのおじさんもしっかりとした英語を話します。 意外とみんな英語を話すことに驚きました。 私は行ったばかりの時、 全くと言っていいほど英語が話せなかったため、 言いたいことをうまく伝えられずたいへんでした。 マレーシアでは、 中華系の人たちは中国語を主に話しますが、 国語がマレー語なため、 マレー語も話すことができ、 さらに英語も話すので驚きです。
宗教についてですが、 マレーシアの国教はイスラム教でマレー系のほとんどがムスリムです。 宗教を持たないと言っていい日本人の私にはそれはとても興味深いことでした。 例えば、 豚肉が食べれなかったり、 毎日 3 回のお祈りであったりいろいろな決まりがあり、 それを守っているのが不思議でした。 法律ではないけれどそれくらいの力のあるものなんだと感じました。 特にお祈りに関しては友達にその様子を初めて見せてもらいましたがとても神秘的でした。
マレーシアに来てやっぱり日本の企業は強いと感じました。 最初にマレーシアに来た時、 一番目につくのは日本の車がたくさん走っていることです。 外に出かけるとジャスコがあったり、 電化製品も、 友達や先生が持っているものを見ると、 ソニーや東芝といった日本の有名企業のものがほとんどです。 日本の車や電化製品は海外で高い評価を受けているのは知っていたけれど、 やっぱり海外に行ってみると本当にそれを実感することができました。
私はマレーシアに英語の勉強をするために来ていますが、 学んだことはそれだけではなく、 文化や宗教など日本にはないことを知ることができました。 また海外で活躍する日本の企業のことも知ることができました。 やっぱり外に出てみないとわからないことはたくさんあると思います。 興味があるのであればぜひ海外に行ってみてください。
(2009 年 6 月執筆:8 月末に帰国)