日本福祉大学経済学部に在学している女子学生に加えて卒業生の声をお届けします。
卒業後10年を超える人からそれほど時間がたっていない人まで7人の卒業生が大学時代を思い出して文章を寄せてくださいました。
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偶然は必然
1994 年度卒業生 酒井 和希
株式会社 エヌ・エフ・ユー(愛知県立高蔵寺高等学校卒業)
私が日本福祉大学経済学部経済学科に入学したきっかけは、 高校 3 年秋、 漠然と 「社会福祉」 に興味を持つ⇒ 「日本福祉大学」 に興味を持つ⇒ 「日本福祉大学経済学部」 に入学する。 … (?!) 早い話が、 社会福祉学部の入試には失敗し、 U期で経済学部に合格したことでした。
3 年次に社会福祉学部へ転入出来る希望を持って入学したものの、 女子学生が少なく目立つ分、 経済学部の友達は男女問わずすぐにでき、 また 1 年次で履修する一般教養は学部混在なので、 授業を通して社会福祉学部の友達も増え、 サークルに所属すると年齢を超えた人間関係の幅が更に広がっていったのでした。 全国各地から学生が集まることから、 言葉 (方言) の違いや食文化、 育った環境の違いなど軽いカルチャーショックの新鮮な毎日でした。
その日々の中でも、 もともと興味がなかった 「経済」。 単に難しそうで敬遠していた分野でもありました。 が、 1 年次から少人数のクラス編成があり、 そこで 「経済」 に少しずつ触れていくのですが、 これまた新鮮!! 担当教員による分かり易い導入で、 身近なところから世界を広めていくのですが、 ちょっと自分が賢くなった錯覚にも陥る瞬間です。 そんなこんなで、 4 年間経済学部で学生生活を送りました。
卒業後、 旅行会社に営業として採用されました。 当時は営業職の女性も少なく、 50 名ほどの支店に女性は 1 割。 男性の多い職場でそれほど違和感なく仕事に携われたのも、 単なる知識だけでなく、 4 年間過ごした環境も、 学ぶ機会だったと感じています。
転職して現在に至りますが、 今は日本福祉大学の出資会社で仕事をしています。
一生の内の 4 年間はほんの 1 部かも知れませんが、 4 年間が与える人生への影響は測り知れません。 今いる自分があるのも、 たまたま 「経済学部」 に入学したのではなく、 必然であったかのように思えてきます。 卒業して 1×年、 まだまだ 「経済」 勉強中です!